AMD 3990X 驚異の64コア128スレッド
Ryzen Threadripper 3990X の驚きのスペックが一部、AMDより公表されたので、その詳細をご紹介します。
Ryzen Threadripper 3990X のスペック
モデル | コア/スレッド | ブースト/ベースクロック(GHZ) | 合計キャッシュ(MB) | TDP(W) | PCIe4.0レーン数 |
オーバークロック | プロセスルール(nm) | ソケット | 価格(USD) | 国内価格 | 発売日 |
Ryzen Threadripper 3990X | 64 / 128 | 2.9 / 4.3 | 288 | 280 | 不明 | 〇 | 7 | sTRX4 | 3,990 | 不明 | 2020年2月7日 |
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現時点(2019/11/26)の情報はかなり限定的ですが、コア/スレッド数、合計キャッシュこの2つがかなり衝撃的で、筆者も興奮が抑えられません。
この2つの情報からでも十分に、Ryzen Threadripper 3990Xのすごさが分かります。
それでは、各項目に分けて紹介、解説していきます・・・
コア/スレッド
まず目に入るのがこの『コア/スレッド 数』ではないでしょうか。64コア、128スレッドというのはやはり驚異的なスペックです。
2019/11/30に発売となる3970X、3960Xがそれぞれ32/64、24/48なので2倍ものコア/スレッド数を備えている凄さがわかっていただけるのではないでしょうか。
問題点として、それだけの数のコアを運用するために果たして280Wで足りるのか?通常の電源で足りるのか?という事が挙げられるかもしれません。
しかしレビュー記事では、コア/スレッド数が半分の3970Xが高負荷時でも 7nm プロセスのおかげか、400~500Wにとどまっているので、単純に倍となっても800W。CPU、GPUのオーバークロックや、SLIなどをしない限り電源ユニット1つでもなんとかなりそうです。
キャッシュ
キャッシュについても驚きの288MBになっています。2019/11/30に発売となる3970X、3960Xがそれぞれ144、148 MBなので、こちらもその凄さがわかっていただけるのではないでしょうか。
ソケット
ソケットについてAMDから明言はされていませんが、『sTRX4』で間違いないでしょう。
第3世代Ryzen Threadripperでソケットを更新したのに、ここで3990Xのみ『sTRX4』以外のソケットにする理由はないからです。
チップセット
チップセットについても『TRX40』の線が濃厚です。
PCIe Gen4
PCIe 4.0 (Gen4)については対応するとみて、間違いないでしょう。
レーン数については発表されていません。
発売日時は?
現時点では2020年内の発売という情報しか出ていません。詳細については今後、公表されるでしょう。
価格は?
予想
筆者の予想はズバリ、、、3,500ドル、45万円(国内)!!
3970Xや3960XのEPYC、Xeon W-3275などの価格を見たうえでの直感です。
3980X はあるのか?
3970X < 【?】 <3990X
👆ココに新たなCPU(仮:3980X)が入ってくるか?ということです。
可能性は大
3980Xが出てくる可能性はあると言えます。
3970Xと3990Xの間にスペックの差がありすぎるため、それらの中間スペックのCPU、3980Xが出てきてもおかしくありません。
公式製品ページ
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11/30に発売となる 3970X、3960Xの詳細は以下の記事をご参照ください。これらも十分ハイスペックで、3990Xと比べるとまだ手を出しやすい価格なのではないでしょうか。
筆者が3990Xの発表を知り、参考にさせて頂いた記事です。海外の記事ですが、簡単な単語ばかりなので分かりやすいかと思います。
CES 2020 発表記事(AMD公式):
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