AMD 3900Xで作る最強自作ゲーミングPC
FPSゲームなどの3DゲームをプロゲーマーやYouTuberのように高画質、高FPS(フレームレート)でプレイしたいと考えている方は多いのではないでしょうか?そんな方のために現在、最高のゲームプレイ環境を実現できる最強の自作ゲーミングPCのパーツ構成をご紹介します。
- 最強ゲーミングPCのパーツ構成
- 最強ゲーミングPCに使う各パーツの特徴
- 最強ゲーミングPCの性能
本記事では AMD のゲーミング最強CPU、Ryzen 9 3900X を使用した構成を紹介します。本ブログでは他に Intel のゲーミング最強CPU、Core i9 9900KSを使用した最強ゲーミングPCの構成も紹介しているので、ぜひご覧ください。
3900Xで作る最強自作ゲーミングPCの特徴
本記事では AMD 最新の Ryzen 9 3900X を使用したゲームに最適な自作PCパーツ構成をご紹介します。
ゲームを高画質で高いFPS(フレームレート)で遊びたい!そして動画編集などのクリエイティブソフトも使いたい!という欲張りな方に最適な構成です。そのためゲーム実況などにも適した構成になっています。
パーツ構成
製品名 | メーカー | 最安値(価格.com) | 楽天価格 | Amazon価格 | |
CPU | Ryzen 9 3900X | AMD | ¥69,800 | ¥78,679 | ¥74,800 |
マザーボード | X570 Taichi | ASRock | ¥33,964 | ¥38,889 | ¥33,964 |
グラフィックボード | RTX2080Ti GAMING X TRIO | MSI | ¥150,869 | ¥155,980 | ¥154,719 |
メモリ | Trident Z Neo DDR4-3600 32GB(16*2) | G.Skill | ¥22,989 | ¥25,278 | ¥23,900 |
CPUクーラー | KRAKEN X72 | NZXT | ¥21,789 | ¥21,978 | ¥22,009 |
システムドライブ | PG3VNF 500GB | CFD | ¥12,078 | ¥13,338 | ¥12,200 |
データドライブ | ¥- | ¥- | ¥- | ||
電源 | HCG1000 EXTREME | ANTEC | ¥19,342 | ¥19,342 | ¥19,484 |
ケースファン | Dynemic X2 GP-14 x3(ケース付属品) | Fractal Design | ¥- | ¥- | ¥- |
PCケース | Vector RS Tempered | Fractal Design | ¥26,035 | ¥28,660 | ¥26,058 |
OS | Windows 10 Home | Microsoft | ¥15,402 | ¥16,602 | ¥16,343 |
合計金額 | ¥372,268 | ¥398,746 | ¥383,477 |
パーツ解説
CPU
【AMD】Ryzen 9 3900X
コア / スレッド 数 | 12 / 24 |
ベース / ブースト クロック | 3.8 / 4.6 GHz |
製造プロセス | 7 nm |
TDP | 105 W |
・クリエイティブでも強い
・エコ
AMDのメインストリームCPU、Ryzen の中では最もゲームに適したCPUで、多くの最新ゲームで、Intelの 9900K や 9900KS と同等の性能を出すことができます。
動画編集ソフトなどのクリエイティブソフトにおいてはコア、スレッド数が多いため Intel の 9900KS よりもはるかにパフォーマンスが高いです。そのためゲームだけでなく、動画編集などもやりたい!という方には非常におすすめです。特にゲーム実況には最適!
製造プロセス(小さいほどパフォーマンスが高く、省電力)がIntel の 9900KS が14nmなのに対して、3900Xは 7nmプロセスです。そのため高い性能に対して、消費電力が少ないのが特徴です。
またRyzen専用のソフトウェアRyzen Masterを使えば、パフォーマンスの減少を最小限に抑えつつ、消費電力を大幅に下げる(ECOモード)こともできます。
(参考ページ : ASCII さんのレビュー記事)
マザーボード
【ASRock】X570 Taichi
ソケット | AM4 |
チップセット | X570 |
フェーズ数 | 14 |
・コスパがいい
X570 TaichiはCPUに大容量で、安定的な電力を供給するために高品質、高性能なパーツをふんだんに使用しているため、3900Xのような多コアのCPUも安定して高いパフォーマンスを引き引き出せます。
高品質、高性能なハイエンドマザーボードでありながら、3万円弱というX570マザーボードの中ではお手頃な価格なので非常にコストパーフォーマンスに優れています。
またユーザーからの評価も高く、有名なオーバークロッカーの方も絶賛されているので、最強のゲーミングPCにはおすすめなX570マザーボードです。
(参考ページ :
AMD HEROESさんの記事
エルミタージュ秋葉原さんのレビュー記事)
グラフィックボード
【MSI】GEFORCE RTX 2080 TI GAMING X TRIO
GPU(グラフィックチップ) | RTX2080Ti |
ビデオメモリ / メモリスピード | GDDR6 11GB / 14Gbps |
ベース / ブースト クロック | 1350 / 1755 MHz |
保証期間 | 1 年 |
映像出力 | DisplayPort 1.4 x3 , HDMI 2.0b x1 , USB Type-C x1 |
・リアルタイムレイトレーシング対応
・『冷える』クーラー
「MSI GEFORCE RTX 2080 TI GAMING X TRIO」に搭載されているGPU、RTX2080Ti はRTX20シリーズの中で最高の映像処理能力をもつ、最強のGPUです。そのため最新の3Dゲームにおいて高FPS(フレームレート)を維持し、快適なゲームプレイが可能です。
またRTX20シリーズなので「RTコア」や「Tensorコア」を搭載しているため『リアルタイムレイトレーシング』や『DLSS(ゲームでFPSを向上させる設定)』を利用可能です。特にリアルタイムレイトレーシングによる映像美は圧巻で、3Dゲームにおける臨場感が格段に増し、ゲームプレイを更に楽しい体験してくれます。
ビデオメモリは最新のGDDR6を11GBも積んでいるため、WQHDや4Kといった高解像度でのゲームプレイにおいても高FPS(フレームレート)を維持してくれます。
MSIのグラフィックボードに搭載されているクーラーは『冷える』と評判が良く、国内外人気メーカーの1つです。同メーカーが採用するクーラーにも空冷から水冷まで様々な種類があり、それぞれに特徴や冷却性能の違いがあります。
そしてこの「MSI GEFORCE RTX 2080 TI GAMING X TRIO」に搭載されているクーラーはいくつか種類があるMSIの空冷クーラーのなかで最も冷却性能が高いモデルです。そのため高性能なGPU、RTX2080Tiも十分に冷却でき、グラフィックボードをフルで使うゲームにおいても長時間、安心して使用できるでしょう。またグラフィックボードを低温に保つことによって、高い処理能力も維持できますし、寿命を延ばすことにもつながります。
(参考ページ :
AKIBA PC Hotline さんのレビュー記事
4Gamer さんのレビュー記事)
メモリ
【G.Skill】Trident Z Neo DDR4-3600 32GB (16×2)
容量 | 32 GB (16GB x2) |
規格 | DDR4-3600 |
・将来性も考えたメモリ容量
RGB LED搭載ヒートシンクを備えたメモリが数多くある中、G.Skill の Trident Z Neo は特にデザインが良く、性能や信頼性も高いため非常に人気があります。そのため『最強のゲーミングPC』にはピッタリです。
最近はメモリを大量に使うゲームが増えいていて、16GBは必要となっています。今の状況では16GBもあれば十分なのですが、メモリの価格が下がっていることや、更に多くのメモリ容量を使うゲームが登場してくる近い将来のことを考えました。
また 4K などの高解像度動画の編集には メモリ容量 32GB が要求されることも多いので、当記事の構成では 32GB を選択しました。
(参考ページ : PC Watch さんのレビュー記事)
CPUクーラー
【NZXT】Kraken X72
ラジエーターサイズ | 360 mm (120 mm x3) |
ポンプスピード | 1,600 ~ 2,800 ± 300 RPM |
付属ファン | Aer P120 |
ファン回転速度 | 500 ~ 2,000 ± 300 RPM |
ファンノイズレベル | 21 ~ 36 dBA |
保証期間 | 6 年 |
・『冷える』高性能CPUクーラー
・筆者も使用
現在、販売されいてるCPUクーラーの中ではトップクラスの冷却性能を持っています。そのため 3900X を常に低温に保ち、CPUの寿命を延ばしてくれます。
NZXT の Kraken シリーズ の特徴の1つは、水枕部分のライティングです。ピカピカ✨光るCPUクーラーはたくさんありますが、Kraken シリーズ ほど上品に光る製品はありません。とても綺麗なのでおすすめです。
システムドライブ
【CFD】CFD PG3VNF 500GB
容量 | 500 GB |
インターフェース | PCIe 4.0 x4 |
NAND | TLC |
最大 読み込み / 書き込み 速度 | 5,000 / 2,500 MB/s |
・最新規格
PCIe 4.0 という PCI-Express(パーツとマザーボードを接続するための端子の規格)の最新規格に対応していて、最大読み込み速度 5,000MB/s を出せます。これは通常のSATA接続SSDの10倍、HDDの30倍にもなります。
読み込み速度はゲームの起動速度や、OS(Wiindows)の立ち上げにかかる時間に強く影響するので、最強ゲーミングPCのシステムドライブにはピッタリです。
システムドライブは主にOSのインストールや、主に遊ぶゲームなどを入れるために使う事を想定しているため、容量は500GBにしました。500GBも容量があれば、最低でもゲームを5作品くらいは入れられるはずです。
CFD PG3VNF の1TBモデルなど更に大容量な製品を選ぶか、データドライブを追加すると良いでしょう。
(参考ページ :
エルミタージュ秋葉原さんのレビュー記事
AKIBA PC Hotlineさんのレビュー記事)
電源
【ANTEC】HCG1000 EXTREME
電源容量 | 1,000 W |
80PLUS | GOLD |
規格 | ATX |
保証 | 10 年 |
・フルモジュラー
・高耐久
ケースファン
【Fractal Design】Dynamic X2 GP-14 (x3)
ファンサイズ | 140 mm |
回転速度 | 1,000 RPM |
ノイズレベル | 18.9 dB |
・筆者も使用
下記のケースに付属するケースファン(取付済み)です。ファン単体で購入すると、2,000円以上するので3つ付いているのはお得です。
PCケース
【Fractal Design】Vector RS Tempered Glass
サイズ | ミドルタワー |
寸法 | 552 x 233 x 498 mm |
重量 | 13.98 kg |
・RGB LED 搭載
Vector RS は上面のパネルをガラスとフィルターに変えることがきるため、見た目を重視したい時と、エアフローを重視したい時とで柔軟に対応できます。
OS
【Microsoft】Windows 10 Home
自作パソコンの OS としては最も一般的な OS です。
複数人での作業共有や、セキュリティーを強化したい方(主に業務用)は Pro でも良いでしょう。
まとめ
改めて以上の構成のポイントをおさらいしましょう。
クリエイティブ性能
省電力性
長期運用
コスパ
ゲーミング性能
実際にゲームだと、本記事の構成でどのくらいの性能(FPS)をだせるのか?や、他のCPUとの比較を以下の動画で確認してみてください。
3900X (4Kゲームプレイ)
本記事の構成で、4Kのゲームをプレイした際にどの程度FPS(フレームレート)が出るのかを見ることができます。
3900X vs 9900K
本記事で紹介している 3900X・RTX2080Tiを用いた構成と 9900K・RTX2080Tiを用いた構成で性能(FPS)がどのくらい出せるのかを見ることができます。
以下の動画ではグラフィックボードに RTX 2080 SUPER(本記事とは異なる)を使用しています。そのためCPUの違いで性能にどのくらい影響があるのか、を見てみてください。
参考記事
以下のページはいずれも国内大手メディアの記事です。
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