用途別オススメCPUクーラー ~水冷~ 2019自作PCまとめ
水冷のCPUクーラーは『簡易水冷』と『本格水冷』がありますが、今回は一般的な『簡易水冷』の仕組みそしてメリット・デメリット、選び方、オススメのシリーズ(製品)について解説、紹介していきます。
簡易水冷の仕組み
まずはこちらの図をご覧ください。
①CPUで発生した熱を『CPUダイ』⇒『グリス』⇒『水枕』の順でクーラーに伝えます。 ②熱を水枕内を流れている水に伝えます。 ③ウォーターパイプを通った水がラジエーター内に流れます。 ④ファンでラジエーター内を流れている水に空気を当てて、水を冷やします。
・以上を繰り返すことで、CPUを冷やす仕組みになっています。
簡易水冷のメリット・デメリット
(筆者の個人的な意見では、どちらもファン使っているので発生する音の大きさはさほど変わらないのではないかと思っています。)
またデザイン性の高い水枕を使う製品が多いのも特徴です。
しかしラジエーターにいくつかファンを取り付けるため、ネジ止めの数が多く感じる場合もあります。
簡易水冷CPUクーラーの選び方
簡易水冷クーラーは以下3つのポイントに着目して選びましょう。
・ラジエーターサイズ
・シリーズ
ソケット
この『ソケット』とはCPUを取り付けるマザーボードのソケットのことです。
実際に使用するソケットに対応した簡易水冷クーラーを選ぶようにしましょう。対応したものでないと、取り付けることができません。
対応ソケットに関しては価格.comであれば絞り込みの一覧から簡単に絞り込むことができます。またメーカーの公式ページでも対応ソケットを公開していますので一応確認しておくと良いでしょう。
価格.comの使い方に関してはこちらの記事でも解説しているので参考にしてみてください。
ラジエーターサイズ
簡易水冷クーラーには基本的に『120mm』『140mm』『240mm』『280mm』『360mm』の5種類があります。これはファンの大きさと数に由来します。
これは決して間違いではなく、確かにラジエーターサイズが大きくなると冷却性能が高くなる傾向にあります。しかし同じメーカー、シリーズであればラジエーターサイズの違いによる性能差はごくわずかです。
以上のことも考慮してご自身のケースに対応したサイズを選ぶようにしましょう。ケースの対応サイズに関しては各ケースの公式ページで確認することができます。
シリーズ
各社のシリーズごとに冷却性能やデザインが変わってくるのでレビュー記事などを参考に、選びましょう。
(まずはデザインで決めて、あとからレビュー記事や評判などをみると良いでしょう。)
オススメのシリーズについては以下で紹介、解説していますので参考にしてみてください。
まとめ
ラジエーターサイズ ⇒ ケースの仕様表
シリーズ ⇒ 画像・レビュー
を確認しましょう
オススメ シリーズ
冷却性能、信頼性、デザイン性などをもとにオススメのシリーズをご紹介します。
(どれを買ってよいか分からない方はこれらの中から選んでいただければ間違いないでしょう。)
【高コスパ】GAMMAXX -DEEPCOOL-
値段は格安ですが冷却性能は十分にあります。
購入者のレビューを一通り確認しましたが、水漏れなどの報告はありませんでした。しかし格安ゆえにある程度のリスクを覚悟しておく必要はあるでしょう。
ライティング機能をより豪華にしたワンランク上の『GAMER STORM Castle』というシリーズもあります。
ラジエーターサイズ | 最安価格(2019/10/06) |
120mm | \ 6,091 |
240mm | \ 7,323 |
360mm | \ 10,165 |
大手メディア、エルミタージュ秋葉原の記事はこちら
【性能・信頼性】PRO RGB・RGB PLATINUM -Corsair-
また最新のモデルは磁気で浮上するファンが付属しているので、静穏性にも優れていると思われます。
取り付けに関してはメーカーが解説動画を上げているので安心です。
『RGB PLATINUM』と『PRO RGB』の違いは付属ファンのRGBライティングの有無であると思われます。
シリーズ | ラジエーターサイズ | 最安価格(2019/10/06) |
PRO RGB | 240mm | \ 14,891 |
280mm | \ 17,293 | |
360mm | \ 19,418 | |
RGB PLATINUM |
240mm | \ 16,354 |
280mm | \ 18,920 | |
RGB PLATINUM White | 240mm | \ 21,599 |
【デザイン性】KRAKEN X -NZXT-
また長い間、冷却性能や信頼性で高い評価を受け続けています。
(私も半年ほど360mmラジエーターのX72をCore i9 9900Kで使用していますが、冷却面、耐久面共に問題ありません。)
ラジエーターサイズ | 最安価格(2019/10/06) |
140mm | \ 13,457 |
240mm | \ 15,004 |
280mm | \ 17,189 |
360mm |
\ 21,796 |
【VRMも冷却】ROG RYUJIN
また『LiveDash』という小型のOLEDディスプレイを水枕上部(画像のROGロゴ部分)に搭載しているため専用ソフトウェアを用いて、様々な情報や画像、アニメーションを表示することが可能です。
(私もLiveDashを搭載したマザーボードを使用していますが、CPU温度などを表示することが可能で実用性も十分あります。)
他の製品と比べると高いのですがCPUだけでなく、周囲も冷やしたい方はコレ一択でしょう。
LiveDashだけを使いたい方にはワンランク下のROG RYUOシリーズという選択肢もあります。
ラジエーターサイズ | 最安価格(2019/10/06) |
240mm | \ 25,896 |
360mm | \ 31,908 |
コメント